福島県・相馬郡・新地町で布ぞうり講習会❤

講習会予定表はこちら
2013年の9月と11月に新地町の「小川公園仮設」にお邪魔してから3年ぶりです。

常磐線 新しい新地駅です。
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小川公園仮設で立ちあがった「うみみどり」の6人のメンバーの声かけで「布ぞうり講習会」が開催されました。
仮設で力を合わせて家族のように生活されていた方々が今はそれぞれのお住まいに移られ新しい生活が始まっています。

新地町杉目字雁小屋にある集会所に16人の方が次々と。
「あら,元気だった?」 「久しぶりね。」 「楽しみにしてたのよ。」 などど久しぶりに会う方々の会話が弾みます

今回使う材料は「うみみどり」の皆さんが準備してくださいました。
土台になる布はトレーナーなどによく使われる裏起毛の綿ニットの布地。

3年前に経験された方の中に今回初めての方も何人かいらっしゃいました。
中級こだわり編みが作りたいとのことでしたので時間をたっぷり取りました。

まずはつま先です。 ここが上手くできればあとはまっすぐ編んでいくだけ・・・「それが難しいのよ!」との声。

かかかとも上手くいってあとは裏の始末です。 裏のロープを土台の編み目に全部通して端布も編み目に隠します。
両足の土台を午前中に完成させてお昼食べた後,鼻緒つけをして完成!と考えていたのですが,
何とお昼までに時間があるではありませんか!
要所要所で「うみみどり」の頼もしいメンバーがサポートしてしてくださったおかげで予定していたよりも早く進みました。
実は前夜メンバーに集まっていただきポイントの勉強会をしました。
とても集中してあっという間に10時でした。遅くまで頑張ってくださった成果が多いに発揮されました。 感謝!
ということでお昼前に鼻緒をつけることに。


太鼻緒の作り方の説明が難しく,1人ずつ丁寧に個人教授



とてもよく出来上がりました。
この鼻緒を土台につけていきます。


手元が見えるように車座になって鼻緒つけの説明です。


鼻緒のついた裏側はこんな感じ。

素晴らしい布ぞうりたちが出来上がりました



このあとゆっくりお昼のお弁当をいただきました。 とても美味しかったです。
皆さん,久しぶりに会われた方もあり仮設に住まれていた時の懐かしい話に花が咲きました。
「お彼岸に少ない小豆でぼた餅までは作れないから甘みの少ないおしるこを作って美味しかったよね。」とか,
「どこの家の子どもも自分の子どものようで遠慮なく叱って,可愛かったよね。この間久しぶりに会ったら大きくなってたわ。」とか。
気さくに話せる仲間が集う楽しさを感じました。苦労を共にされてなおのこと絆が深まっているのですね。
布ぞうり作りもその中に入れてもらって嬉しいです

また作りたいとのお声をいただきましたのでまたお邪魔させてください。 ありがとうございました。 (m)
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